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今の自分を、自分の未来を信頼する

4月から週二回、定期的に森に通うようになって 2カ月余りですが子どもたちの成長ぶりに 毎度驚かされています。

今日は、これか!と思ったエピソードがあったので ご紹介させて下さい。

森のようちえんごろすけには 数10名が登録していますが 今レギュラーで毎回通ってくる子は 1歳、3歳、5歳の3名。 ここにイレギュラーに1、2名が加わる 異年齢集団で活動しています。

1歳の子はついたり離れたり 3歳、5歳は一緒になって遊ぶのが楽しくなる頃 二人で遊ぶことも増えてきました。

母たちは交代したり一緒に見守ったり 生き物探ししたり、話に花咲かせたりと つかず離れずの距離で子どもたちを見守っています。

そんな森のひとときの場面。

ターザンロープで遊んでいます。

5歳の娘は大人にロープを持ってもらわなくても 自分でぴょん!ととんで ロープにしがみつき ロープをすべらせることができます。

3歳のKちゃんは ママに抱っこされないと ロープにつかまってスタートすることができません。 娘も3歳のころは当然そうでした。

かっこよくロープに飛びつく娘(Nちゃん)を見て

「Nちゃんはすごいね。」とあこがれのまなざし。

「Nちゃんは5歳だからね~身体もおおきいしね~」

と言ったあと、ふと

「Kちゃんも5歳になったらできるようになるよ」と 声をかけたら

何の疑いもなく、何の不安もなく 自信たっぷりに「うん!!!」と答えたKちゃん。

なんだかそれにじ~んときちゃって。

自分よりちょっと大きいお姉ちゃんの姿を見て 自分もそうなれると微塵も疑うことなく信頼している。 憧れの姿になれると自分を信じている。 大きくなる自分へのあこがれ。 未来の自分への信頼。 今の自分は小さいからできないと否定することなく ありのままの自分を認めて でも同時に成長する自分も信じている。

森で異年齢で過ごすことで 自分と誰かは違うことを 自然と受け入れられているから できない自分を否定することもしないし 将来できるかどうか心配することもない。

同じ年ばかり集まると 誰ちゃんはできる、誰ちゃんはできない できるできないで 大人はやきもきし それを子どもは敏感にキャッチしてしまう傾向があるまいか

今がどうだか分からないが 私が生きた子ども時代は 少なからずそんなんだったと淡い記憶にある。

負けず嫌いだった私は 何回も何回も鉄棒の練習に明け暮れたな、なんて・・・

森は 何ができるとか 何ができないとか 関係なく ありのまま 今のままの状態でいいよと 包み込んでくれる気がする

いろんな生き物がいて それぞれの場所で それぞれの生き方で 生きている場所だからかな

違うことが自然 いっしょが不自然

て、深い感覚的なところで 感じるんだろうな。

みんなと合わせることが とっても苦手だった私は 森がここちよくて仕方ない。

みんなちがってみんないい。

森のようちえんは そんな場所です。

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