見守りと放任はちがう
「親は手出し口出ししないで子どもを見守る。 それが子どもの自主性を育み子どもを育てます。」
という文句よく見かけるようになりました。
わたしもこの考えに基づいて育児保育したいと思っています。
ですが、見守ること=ほったらかしにすること ではないのですよね。
子どもをほったらかしにして なんでも子どものやりたいようにやらせるのとはちょっと違う。
子どもを「見る」ことが大事なのかなと思います。
子どもが今、何に興味を持っているか。 子どもが今、何をしたがっているか。 子どもが今できることは何か。 子どもの身体能力はどのくらいか。
そこを見極めたうえで、見守り、そして必要な時にはさっと手をさしのべる。 時には子どもに分からないように、そっと手助けすることもある。
なんというのかな。 子どもって、親に見られていると 安心してチャレンジしたり遊びに没頭したりできるんですよね。
「ママが見ててくれる」
これって子どもにとってとっても大事なのです。
今日もゴンタの丘で久しぶりに会ったママ友さんと うっかりおしゃべりに没頭し 子どもをほったらかしにしていたら
「ママ~みてて~!」と娘からのサイン。
そうそう、そうだったね、と 娘のほうを見て見てるよアピールすると 安心して遊び始めました。
実際に「見る」こともまぁ、子どもは要求するのですが それよりもなによりも 「見る」=「関心をもっていてほしい」 なのですね。
子どもはママの関心を得ている間は とても落ち着いていて その子らしさを発揮します。
ですが、ママの関心が自分にないと感じるやいなや 奇声をあげたり、乱暴してみたり、物を投げて見たり 困った行動をしてママの関心を得ようとすることさえあります。
ほったらかしにしてばかりだと ママの関心と安心がほしいがために ママにとって不都合な行動をとって困らせることで 関心を得ようとしてしまいます。
だから、見守りとは 「いつもあなたのことを見守ってるよ」ということを 子どもに分かりやすく表現しながら なおかつ、子どものペースを大事に ママが先導しないよう 手出し口出ししないことが大事なのです。
ただ見ているだけでいいんじゃなくてね。 子どもの関心を持っているものに 一緒に関心を持つ。そしてそれを表現すること。
子どもがお砂遊びに夢中になっていたら ママがプリンばっかり作ってあげるばかりじゃなくて 子どもが作ったままごとのごはんを 「おいしそうだね~」「これはなに味?」 と関心をもって接することで 子どもの世界が広がり いろんな遊びに発展するかもしれません。
子どもは自分の関心を持ったものに ママが興味を示してくれたら うれしくてたまらないのです。
ぼくが楽しいことをママも楽しいと感じてくれている! その想いを共有することで満足し安心します。
ただ見ているだけじゃなくて いいね、楽しそうだね。面白そうだね。 と、言葉で、しぐさで どうぞ伝えてあげて下さい。
ママと一緒に楽しいを共有できた♪
それがあって、子どもは次のステップへと どんどん挑戦できるのです。