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大人の役割は子どもに”育つ”機会を与えてあげること

私の子育てや保育で大事にしていることがあります。

それは

その子が発達する機会を存分に与えてあげること

どういうことかと言うと

子どもは、何もできないままから生まれ出て

まずは自分の身体を使いこなせるようになりたくて

使いたくてやってみたくて

たまりません。

そのための成長の機会を

存分に与えてあげることで

その子の”育ち”を保証してあげることができます。

例えば、赤ちゃんの”おすわり”

ついつい大人はあかちゃんがむずがるといっては

まだ自分で座ることができないうちから

ぴょこんと抱っこして床に置いて

お座りの格好をさせて

ぐらぐらしながらもその姿勢を保っていると

「わぁ、おすわりできたね~」なんて

喜んでしまいますが

(わたしも一人目の子はこれやってました)

この子はどうやてその姿勢を確保したのか分からず

おすわりしたいと、常に大人を求めるようになり

自分でやることを知らないままに過ごしてしまいます。

自分の身体をどう扱っていいか分からずにいてしまいます。

身体が大きくなり、いつのまにか自分でできるようにはなりますが

試行錯誤して「自分でできた!」の感覚が薄いので

自分の身体に対しての信頼感まで薄まってしまうのです。

それが大きくなるにつけ、自信のなさにつながってしまうことも。

大人はついつい、その子のためにと

やってあげてしまいたくなってしまいますが

それはその子にとって必要な”育ち”の機会を奪ってしまうこと。

おすわりをさせたいなら

まずはうつぶせの姿勢からずりばい、はいはいへと

発達の機会を与えてあげること。

存分に、自分の身体を使って

あれやこれやとやってみる機会を与えてあげること。

試行錯誤、たくさんの失敗が

その子を育てます。

大人ができることは

発達の機会を奪わない

与えてあげる

試行錯誤の時間をとってあげる

たくさん失敗させてあげる

そして自分で気付き自信を持たせてあげる

ことだけなんじゃないかと思います。

最近は便利な道具や少子化で子ども一人に対する大人の手が増えたこともあり

子どもの”できること”が減っていっているそうです。

私もつい自分がやるほうが早いからと

いろいろやってあげちゃうのですが

例えばボタンのある服を与える

お弁当の包みをきんちゃく袋ではなく風呂敷づつみにする

そんな工夫で、自分の手で指先で試行錯誤する機会を与えてあげることができます。

子どもは常に成長したがっていて

できるようになりたいと思っています。

そのチャンスをたくさん作ってあげられるかが

その子の育ちを促すキーだと思うのです。

お料理もそうですね。

たくさん、たくさん

試行錯誤出来る時間

つくってあげたいと思います。

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