生活の中に遊びがある
- gorosuke
- 2017年1月10日
- 読了時間: 4分
今日はお正月明けて最初の活動日!
5家族こども7人おとな5人が集まって
森のようちえんの活動再開です!

まずは森のかみさまにご挨拶。
先の一年の感謝とこれからの一年の安全を祈って。

お正月遊びをしよう!と凧づくりに挑戦しました。
凧のかたちに切った和紙(半紙)に子どもたちがお絵描き。

はさみを使ってテープで張って。きりで穴をあけて凧糸を結ぶ。
それぞれの年齢でできることを自分でやる。
時には目的から外れて、ふだん使うことのない道具に夢中になることもある。
2歳の子はきりで穴をあける感触がたのしくて、いらない紙やダンボールをブスブス。
こんな遊びが子どもを育てる。

できた、できたよ!
朝は風がなかったので自分で走って凧を飛ばす。
風を受けて凧がはためく。その抵抗を身体で感じて風と遊ぶ。

凧作ってたらもうお昼ご飯の準備しなくちゃ!とみんなでお野菜を切ったりちぎったり。
みんなやりたいのです。
遊びに夢中になっていた子たちも最初はやらない~と言っていたのに
お友達が楽しそうにお料理しているのを見てやりたくなって結局みんな集まってきました。
仕事って本来楽しくてやりたくてたまらないもの。
だから自然とみんなで取り組んでしまいます。

お料理の準備はお野菜を切るだけではありません。
燃料となる薪を作るのも子どもの大事な仕事。
夏の流しそうめん大会で使った竹を切って燃料にします。
それから枯れ枝や木の葉を集めて火をおこすのも大事な仕事。

みんなで分担してちゃんと適材適所に人が分散します。
男の子たちはやっぱり火の番が好き。年中さんは竹を切る作業み没頭しました。
いくつもいくつも30分以上集中して竹を切っています。
こうして思う存分好きなことに没頭できる時間が子どもの育ちにとって大きな糧となる。
大事にしたいのです。こんな時間を。

火を安定させるのに、そのへんの竹林からちょうどいい竹筒を取ってきて、火吹き筒ができました。
森には欲しいものが何でもある。工夫次第で何でも作れる。
火を見ながら料理をしながら周りで子どもたちは自分が夢中になれる仕事に没頭する。
きっと昔はこんな感じだったのかな。
大人は煮炊きに忙しくて子どもに構っていられないけど
子どもは大人のやりようを見よう見まねで覚えて
時には一緒にやり、仕事を任され
まさに一緒に生活を作る。
子どもは生活そのものが遊びになる。



そうこうしているうちに、お汁ができておもちを焼いて
おいしいおいしいお雑煮が出来あがりました。
森で外でみんなで作ったお雑煮が格別で最高のごちそう。
こんな贅沢ができるなんて。


森に抱かれながらみんなで美味しいごちそうを食べる。
食欲もわくね。たくさん遊んでたくさん働いたから。
お雑煮とお弁当を食べた後も、おもちのお代り!
おしょうゆとのりで巻いていただきました。
ごちそうさま!

午後になったら午前中にはおだやかだった風が吹き始めたので
また凧あげ大会が始まりました。
走る走る。あんなに食べたばかりなのに。

あっという間に小さくなっていく子どもたち。
好きなだけ風と追いかけっこが出来るこの里山は最高の楽園だね!
ほかにもおままごとしたり魚釣りしたり遊びに大忙し。
この森では飽きることがない。
おもちゃなんてほとんどないのに子どもたちはどんどん遊びを創り出す。
子どもたちが遊ぶ傍らで、冬の池に青い宝石カワセミさんが現れて
なんども水中ダイブを見せてくれました。
ちいさな名前もわからない小鳥さんたちもピィチクパァチクにぎやかに森を彩ります。
ここには本当の美しさと楽しさがぎゅっと詰まっているなぁと改めて感じるのです。
子どもだけでなく大人もほんわか幸せになれる。

名残惜しいけど、もうさよならの時間。
手遊びしたら最後のお楽しみ、紙芝居。
ぎゅっと集まっておはなしに集中する子どもたち。かわいい。
分散して密集して
なんとなくみんなひとつの仲間という意識が育っているなと感じています。
いっしょに森で生活するように煮炊きをしたり仕事をしたり
そんな事柄が一体感を生み出していくのでしょうね。
それは大人も同じ。
地域で暮らすということ。
独りでは生きていけない。
助け合って共同作業して生きてきた。
森での時間はその縮図。
これから社会に出るための智恵を
大人も子どもも無意識のうちに
伝え合っているような気がします。
大切なのは生活。
子どもを遊ばせようとしない。
生活の中に遊びがある。
遊びの中に生活がある。
それが森のようちえん。