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生身の体験こそ

  • gorosuke
  • 2016年5月26日
  • 読了時間: 3分

最近の子どもたちのお気に入りはザリガニ捕り。

今日も沢にへばりついて イカを餌にザリガニをとる。

腕も上がってきたのか 毎度毎度10匹くらいは捕まえる。

大物がとれた時には大興奮!

で、ザリガニを飼いたいと思って 家に持ち帰ったのだけども 狭い水槽に何匹も入れたせいか 水が多かったせいか 水が汚れてしまったのか 餌を多く入れてしまったせいか 翌日には全滅していた。

お腹をひっくり返して みんな動かない。

ザリガニさんどうしてるかな?と わくわくして起きてきた娘の目に とびこんできたのは残酷な現実。

一緒に庭に埋めた。

5歳の娘は静かに泣いた。

私も無知だった。 ザリガニは子どもの時に飼っていたのだけど どうしていたのか覚えていなかったし。

胸がずきんと痛んだ。

でも、こういう体験をさせてくれて ありがとう、ザリガニさんと 手を合わせて

また別の日ザリガニを捕まえに行った。 今度こそ元気に飼うぞ!と

2回目は11匹中10匹が次の日にひっくり返って死んでいた。 ただ一匹だけが、虫の息で生きていた。

その子を大事に水槽に移し 数時間すると元気に動き回るようになって ほっとした。

でもよかれと思って水を足してあげたら 次の日にはひっくり返って死んでしまった。

もう、ザリガニは飼わない 死なせたくないから。 と娘は言う。

死なせるつもりじゃなかったのに・・・ とぽつりとつぶやく。

でも何とか家族の一員として迎え入れたい。 もう一度ザリガニの飼育方法を調べ 挑戦することにした。

ホタルの幼虫を食べてしまうとのことで ザリガニはとったら持ちかえって欲しいという 里山のおじさんの意向も汲み 弱い小さな赤ちゃんザリガニだけ 沢に返して 中くらいから大きいザリガニを家に迎え入れた。 さぁ、今度こそ長生きさせるぞ。 娘と一緒に快適な家づくりから始める。

命ってはかない。 そして取り返しのつかない かけがえのないもの。

幼い時のちいさい命との体験は 大事なことを学べるチャンスだと思う。

死なせてしまってごめんなさい、の気持ち。 生きていたら嬉しい、の気持ち。

娘とまた一緒に味わって 命の重さを知る。

ザリガニを手に取る子どものまなざしは とてもやさしい。 そして自分でとった獲物は誇らしい。 餌をかいした攻防で 勝利した自信。

小さな生き物は 一番の先生だ。

目の前の生き物との 言葉のない対話。

今の子どもたちに 味あわせてあげたいと 切に願う。

里山にはたくさんの生き物がいて 子どもたちは、その生き物の気配を追って どこまでも遊ぶ。

でも

こんな自然の中でさえ こんな生き物の豊富な場所でさえ 遊ぶものが何もないと 携帯ゲームやスマホに興じざるを得ない 子どももいるということに 少なからずショックを受けた。

どう遊んでいいか分からない子ども どう遊ばせていいか分からない大人

大人こそ もっともっと 自然の中で いきものを追って 触れて感じて 遊ばなくちゃいけないんじゃないか

画面の中にはない 生きた体験を 生身の経験を 人は味わいたいと思うのじゃないか。

ふと目を上げれば そこには青い空が まぶしい緑が 真っ白い花が 目を奪うほど光り輝く青い鳥が いるのに 電子画面しか その子の目には映っていない その風景がとても哀しくて なんだか泣きたくなってしまった・・・ そしてどうすることもできなかった 非力な自分に悲しくなった・・・

森は そんなことも おかまいなしに 今日も 美しかった。

一緒にもっと森を味わいたかったな。 小さな後悔。

また来ないかな。 次はいっしょにザリガニ獲ろう。

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