森の中の芸術家
まだ残暑が厳しいですが、森は秋の色に徐々に染まってきています。
赤い実、黄色い葉っぱ。緑のどんぐりから茶色のぴかぴかどんぐりへ。
来るたびに色が変わっていく。
繊細な秋のうつろい。
そんな森でシュタイナーの学びを行っている間々田さんをお呼びして
水彩のにじみ絵をやりました。
筆の感触も楽しみながら。まさに五感で、色を光を感じて心のままに描きます。
大きい子も小さい子も、躊躇することなく色の世界に入って行きます。
黙々と。その子その子の感じる色、好きな色。
紙の世界に次々と表現して行きます。
乾いたスポンジが水をどんどん吸収するように
もっと、もっと!紙ちょうだい!と
どんどん作品を生み出す子どもたち。
お母さんも一緒になって、色の世界を感じました。
にじみ絵は一瞬一瞬、表情を変えていきます。
きれいな完成形を目指すのではなく、目の前の色をただ楽しむ。
そんな時間が森にとっても合っていました。
遊んでまた描いて、気のままに気の向くままに
やらされるのでなく、自分でやりたいからやる。
ただ見ているだけの子もいました。
やってみなよ~とママが促しても「やらない」の一点張り。
自分の主張を押し通せるってすごいことだ。
やらないことも大事な選択。
今日やらなくても、次やるかもしれない。
だから待とう。その子のやりたい種が芽吹くのを。
池のほとりにはジュズダマがたくさん実っていました。
ちいちゃなタマネギ!と表現する子ども。面白いね。
たくさんとりました。
はい、どーぞ。
ちいさなお手手いっぱいにジュズダマ。
こんどはつないで遊ぼうか。
まだまだジュズダマ採れますよ~
収穫の秋。他にも可愛い木の実がたくさん。
栗ひろいも出来ました。
お絵描きが終わったら、みんなでお弁当ひろげて、間々田さんから水彩の解説を聞きました。
色は光。光を感じて、色と戯れる。
頭で考えるのでなく、今を楽しむ心。
これは大人に必要だなと感じました。
心のままに感じること。
大人になると忘れてしまう。
森に来て、子どもと一緒に過ごすことで
少しずつだけど思い出してきた。
水彩に没頭する時間は
大人にとっても豊かな時間でした。
子どもたちもとっても集中したので
また水彩の日を設けたいと思います。
次回は11月13日(月)
県民の日なので学校お休みの小学生もどうぞ。
材料費ひとり500円です。
ほかに子育て広場参加費500円が必要です。
希望者多数の場合、別途追加で日程を設けようと思います。
事前にご予約が必要です。
こちらにご連絡下さい。
gorosukeyama@gmail.com
芸術の秋、森の中で五感を開いて、自分の中にある心を表現してみましょう。