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母たちの挑戦~自然農でお米をつくる~

今年から森のようちえんメンバー有志で新しい取り組みを始めています。

五郎助山は森と池と田んぼがある里山。

ここで子どもたちと田んぼえお米が作れたらいいね

安心して遊ばせられるように農薬を使わない自然農がいいよね

おいしい収穫できたらいいよね

そんな気持ちから、里山を守る会さんの協力を得て

小さな田んぼを起こすことになりました。

母たちだけでは全く心もとないので

つくばで自然農を営む雑草屋さんに講師をお願いして

7家族でスタートしています。

みんなで小さな輪になってこちょこちょ・・・

苗の赤ちゃんのお世話です。

自然農とは言ってもほったらかしではありません。

まだ小さなうちは子どもと一緒。手をかけなければなりません。

大切に大切に。多くの実りになりますように。祈りを込めて。

くさっぱらを1から田んぼにするので、まずは草刈り。こんな作業するの初めて!」と興奮するママさんも。

片手に子どもの相手しながら、手を動かし、口を動かし、わいわいとやっていると作業が早い。

昔はこんな風にみんなで田畑を作っていたのかしらね~なんて暢気な会話。

今は機械化で失われてしまった共同作業。

生活がかかってないから、こんな甘いことも言っていられると分かっているけど

でも楽しい。部活だからね。

手作業しながらのおしゃべりは、きっと昔から続いていた女の人の仕事の技。

大きい子たちはもう立派に作業の担い手になっている。

できることが増えると嬉しい。役にたつことが嬉しい。

労働の喜びをこうして子らと共有できることは母にとっても大きな喜び。

まる三日日作業して(日にちを変えメンバーを変えゆっくりゆっくり)

とうとう田んぼができました。

ちいさい田んぼだけど達成感。

ザリガニ、ミミズにオケラさん。たくさんの生きものにあふれています。

6月中旬に苗を植え、いよいよ本格的に開始です。

こうして自然農に母たちが取り組むこと。

これは子育てにも繋がるのです。

子どもは自然そのもの。

ああなってほしい、こうなってほしいという願いは

届くこともあるし、届かないこともある。

それも受け入れ、受け止め、育ちを見守る。

自然農では肥料も農薬もやりません。

その子(稲)の育ちを信じ、その子の力が発揮できるように、環境を整えてあげる。

過剰に栄養を与えたり、薬で病気から過剰に守ることもしない。

その子の育つ力を引きだすことに精を出す。

周りの雑草も虫たちも敵としない。むやみに追い払わない。

排除せず、一緒に暮らし共に育つ。

自然を見れば子育てを振り返り学ぶことばかり。

それからもうひとつ。

母が汗を流して働く姿を子どもが見ることって

言葉ではない、親の背中で学ぶという

昔からの教育につながると思うのです。

自然の中で、母たちが汗を流し語り合い笑いあい稲を育てる。

それが森のようちえんの保育のひとつにもなると思うのです。

とはいえ、初めての試み。

どうなるか、ドキドキです、が。

失敗もきっと大きな学び。

自然とともに、子どもとともに

母たちの学びもつきません。


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