一年間の子どもの成長~卒園式前最後の活動~
- gorosuke
- 2017年3月22日
- 読了時間: 3分
卒園式前、最後の活動日はあいにくの冷たい雨でした。
とはいっても、がっかりしているのは大人だけで子どもは水たまりを見つけてぴっちゃんぽっちゃん楽しそう。


一年間みまもってくれた森のかみさま。今日も楽しく安全に遊べますように。
こどもの祈る姿はなんだか神々しい。へんな欲がまったくないよね。
そこにあるのは、感謝の気持ちと神さまを敬う気持ちだけ。

雨が本降りなので、小屋の中でお絵描きタイム。
子どもたちは里山で出会った動物やらお友達やらたくさん描いて
母たちは卒園式に向けてこの一年間のおもいでを歌詞に込めて替え歌を作りました。
思えばいろんなことをやりました。
いつのことだか おもいだしてごらん
あんなこと こんなこと あったでしょう
思い出のアルバムのメロディにのせて
里山で遊んだ日々を思い出しながら
なんだか切なく淋しくなってしまうのでした。
春は新たな始まりへのわくわくとともに
お別れのせつない気持ちが共存する
なんだか複雑な気持ちです。


最後のお料理は薪ストーブでシチュー
ところが、一人がおしょうゆのお汁がいいと言ったものだから味付けをめぐってひともんちゃく
あいにくしょうゆがなくて、味噌を入れてシチュールーも入れて豆乳も入れて
こっくりじっくり美味しいお汁になりました。
なんだか納得しないようでしたが、お味は絶品だったからみんなお代わり。
美味しいものは心をほっこり溶かしてくれるのかも知れません。

お得意の手遊び劇場。たくさん歌ってくれました。
最初はママがやっていた手遊びも、子どもたちが次々と先生役を買って出てくれました。
ちょっぴり恥ずかしい。けど誇らしい。
そんな姿に成長したな~と感動します。
大人は見通しがあるから、ついつい子どもの成長も次から次へと望んでしまうけれど
子どもは子どものスピードで、その子に一番適したタイミングで、確実に成長しているんだ。
大人や「早く!」「もうこれくらいできなきゃおねえちゃん(おにいちゃん)になれないよ」
なんて勝手にせかしてしまうけれど、もっと長い目で見守っていかなきゃと思う。
ついつい、反省。
このスピード社会に慣れてしまった大人は、それを子どもにも押しつけちゃうんだ。
森に通うようになって「そんなに急がなくてもいいんだよ。ちゃんと成長しているよ」
って森に言われているような気がする。
信じて、見守る。でもほったらかしにするのでなく、その子の成長に見合った刺激をともに分かち合い喜びあう。
それこそが本当の子育てなんだ、と。
森に通って教わった。

最後だからと長いお話をチョイスした。
宮沢賢治の「狼森と笊森、盗森」
幼児にはちょっと難しいとも思ったけど
時に静かに、時に絵本にくいいるように、その世界を楽しんでくれた。
賢治の世界は魂に響く。子どもこそ受け取れる自然の描写なのかもしれない。
森と人との対話が描かれるこのお話は
森で過ごした子どもたちにすんなり入っていったことだろう。
そんなこんなで、今年度の活動も残すところは卒園式のみ。
お天気になりそう。
みんなの晴れ舞台、楽しみにしています(^^)