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手作りの楽しさと子どものこころ~ロケットストーブ作り~

今日は森のようちえんに通う年少さんのお父さんを先生にお迎えして

希望した母たちが手作りでロケットストーブ作りをしました。

慣れない作業に悪戦苦闘。でも優しいお父さん先生は気長~に待ってくれています。

いつもは子どもたちに、ほらもっとこうしなさい!とかああしなさい!とか口走ってしまう母たちですが

こうして生徒の立場になってみると、初めてのことって難しい。

忘れていた子どもの感覚を思い出すいい機会になりました。

うまくできないからって「ほら!なにやってんの!?お母さんに貸してみなさい」

て言われたらどんなにか悲しいだろうか。

作業しながら、上手くいかない自分にやきもきしつつも

それでも頑張っているときに、そんな声かけされたら誰だったいやんなっちゃうなぁと

子どもの心に思いがとびました。

やりなれないこと、はじめてのことは、誰だって、大人だって難しいもの。

そしてうまくできない本人が一番こころがグチャグチャしちゃうもの。

大人になって、新しいことにチャレンジしなくなって、できることばかりやってしまうと

ときどき、その”はじめての上手くいかない頃”のこと忘れちゃうね。

”できる”ことが前提となっていると”できない”子を目の前にするとイライラしちゃうんだ。

だからこうして、”できない”ことにチャレンジすることって

大人にとっては、とても大切な意味を持つように思う。

”はじめて”の上手くいかない感覚を思い出せれば

子どもの”できない、うまくいかない”にも優しく寄り添えるから。

大人の指導の傍ら、子どもの「やってみたい!」に丁寧につきあってくれたお父さん先生。

叱ることなく、淡々と、コツを教えて寄りそってくれた。

こういう大人がいると、子どもはどんどん「やってみたい!」「チャレンジしたい!」という思いを

存分に発揮できる。

作業する大人、子どもの遊びを見守る大人。

自然と役割分担ができて、作業組は仕事に没頭できた。

仲間の存在ってありがたい。

母たちが作業をする傍ら、小さい子を大きい子が遊んであげたりしている。

頼んだわけでもないのに、頼もしいなぁ。

途中大変な作業もあったけれども、無事ロケットストーブ完成!

先生、森のみんな、楽しく遊んでくれていた子どもたち、ありがとう~

手作りは大変だけど、それを作る過程がとてつもなく楽しい。

ましてや初めてやることは、うまくいかないこともあるけれど

自分にはこんなこともできたんだ!という新たな発見や自信になる。

子供みたいに本気でロケットストーブ作りを遊んで

母たちはとても満足。

そしてこんな体験を

子どもたちとも分かち合ってみたいとも思う。

親子で工作なんかもチャレンジしたい。

木工細工や竹細工。

森の素材で遊びつくそう。

そんな夢も芽生えた

大人のロケットストーブ作りでした。

子どもたちはと言えば

ターザンロープの台を「おうち」に見立てて

子どもたちだけの秘密基地ごっこ。

大人がそばによると「来ちゃダメ~」と追い払われてしまう。

大人は大人の時間を

子どもは子どもの時間を

思う存分楽しめるのも

この森ならではなのだろうな~

子どもたちは今日もお帰りの会から1時間、遊びつくしましたとさ!


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